児童発達支援事業 なでしこ
児童発達支援事業なでしこは、障がいのある未就学のお子様が、日常生活における基本動作の習得や遊びを通して、集団生活に適応できるよう支援する為の通所施設です。お子様たちは地域の保育所や幼稚園に通う他のお子さんと同様に、親御さんから離れ、お友達と歌を歌ったり、体を動かしたり、製作に挑戦したりと、たくさん遊んで楽しく過ごせます。
基本方針
医学モデルの「治療=治す・改善させること」だけでなく、生活モデルの「それぞれの子どもの生きる力・育つ力を応援し、あたり前の育ち・暮らしを支援すること」を重要な目的にしています。
生活・遊びを主体とする保育を基盤として、お子様の特徴・特性に応じた「発達支援」「子育て支援」を提供します。
発達支援
お子様が将来、地域で日常生活や社会生活を円滑に営めるように、個性や発達の特長に合わせた支援をします。
子育て支援
お子様の成長を心配する気持ちに寄り添い、子育てが楽しめるように、支援します。
スタッフ体制
児童発達支援管理責任者1名、保育士1名、看護師1名、機能訓練士1名
対象となるお子様
就学前までの重症心身障がい児の受給者証支給決定を受けているお子さんです。
特徴
- 専門的スキルを持った保育士が対応します。
- 経験を積んだ看護師により、お子様の「医療的ケア」にも対応します。
- 給食はお子様に合わせた食事形態を提供しています。
- 入浴のサービスを行っています。
1日のスケジュール
9:30~ | 開園、随時登園 |
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10:20~ | 体温測定、水分摂取、朝の会、あいさつ、名前よび、今日のお天気、カレンダーめくり、朝の体操 |
10:40~ | 集団遊び、製作活動、おふろ |
11:30~ | 昼食、はみがき |
13:00~ | 午睡 |
14:30~ | 起床 |
15:00~15:30 | 水分摂取・おやつ |
15:30~16:00 | 午後の体操、お帰りの準備、随時降園 |
16:30 | 閉園 |
月毎の保育
季節感を大切に、絵本・ごっこ・ゲーム遊び、感触遊び、粗大遊び、製作、植物を育てたり楽器演奏など様々な遊びを通して楽しく過ごしていきます。
4月 | 春のお散歩、お花見 |
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5月 | 子どもの日、公園でブランコやすべり台 |
6月 | 雨 |
7月 | 七夕 |
8月 | 夏祭り、花火、かき氷づくり、寒天ゼリーづくり |
9月 | 秋のお散歩 |
10月 | バザー、ハロウィン |
11月 | お芋ほり、どんぐりひろい、秋の味覚 |
12月 | クリスマス |
1月 | お正月 |
2月 | 節分 |
3月 | ひなまつり、み~んな大きくなった会、年長さんを送る会 |
ご利用するお子様のご家族からの声
- 「なでしこに来ると、自宅に戻ってからも機嫌が良いので、きっと楽しく過ごす事が出来たんだなぁと思ってみています」
- 「私(母)とではあまり食べてくれないのに、なでしこの職員さんとだとよく食べてくれるのはなぜなんでしょう。でもとても嬉しいです」
- 子どもがなでしこへ行って帰ってきた日は、家でも元気にのびのびと過ごしています。
- 以前は吸引器の振動やドライヤーの音を怖がっていました。なでしこに来るようになってからは、自分から吸引器に頭を近づけたり、手で触れたりし、洗髪後のドライヤーも嫌がらなくなりました(気管切開部から痰の吸引を必要としているお子様のご家族より)
- 子どもが(給食の)食べ物を手づかみで食べていても、保育士さんや看護師さんから「今はそれでいいのよ」「まずは子どもが楽しく主体的に食べていく姿を見守るということが大切かな」と聞き、子どもへの関わり方を学びました。